こちらの文章を読んでいただけたら体験クリア! -- 相模原市緑区にある「イノウエ」をご存知ですか? 株式会社イノウエ(以下、イノウエ)は1928年に神奈川県相模原市で創業し、ヘアゴム・組みひもを製造する会社です。 伝統工芸の「津久井の組みひも」を起源とし、今では国産ヘアゴムの7割を製造しています。 しかし、初めからヘアゴムを作っていたわけではありません。 1928年(昭和3年)に初代社長の井上芳晴が創業し、戦後数十年間は「津久井の組みひも」を、節句に飾る兜の紐、帯締めの紐、お守りの紐などを製造していました。 株式会社イノウエのある相模原市緑区鳥屋(とや)の地域は「津久井の組みひも」の産地で、30以上の製紐業(せいちゅうぎょう)を営む会社が軒を連ねていました。 初代は「津久井の組みひも」にとても誇りを持っておりました。 ですが、高度経済成長の昭和中期頃、女性ファッション誌が相次いで創刊された時代、このまま周りと同じ組みひもを作り続けて良いのだろうか?変化していかなくて良いのだろうか?と2代目社長の井上旭(現・会長)は考えました。 着物を着る人も減り、もっと時代に合わせた商品を作らなくてはならないのでは……? そこで考えたのがヘアゴムでした。 当時、ヘアゴムは紐状のものしかなく、色も白と黒のみでした。 ヘアゴムを津久井の組みひもを作る製紐機で作り、ファッション熱が高まる女性たちに合わせて色数を増やしたら喜ばれるんじゃないか!? 2代目はそう考え、ヘアゴム製造に乗り出しました。 まずは製紐機でヘアゴムを作れるようにする事からでした。 ヘアゴムはゴム紐の周りに糸を組んで作っていますが、ゴム紐の伸び縮みに合わせた機械の調整がとても大変でした。 そして、色数を増やすために糸の染色を依頼しました。 染色にはかなりのお金がかかりました。 2代目は何度も失敗し、そして挑戦しました。 津久井の組みひもに誇りを持っている初代には何度も怒られたそうです。 また、いざ商品が出来上がっても、市場にない商品だったため、すぐには売れませんでした……。 「諦めない」 それでも、2代目はヘアゴムの製造にチャレンジし続けました。 そして4年後。 転機が訪れました。 -- 【2】へ続く!
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